ふだん食べない野菜の皮
野菜の皮というと、剥いてゴミになってしまうと考えている人が多いかもしれません。
ゴミにしかならないと思っているかもしれませんが、野菜の皮には栄養がたっぷり含まれていることがわかってから、栄養士などがこぞって野菜の皮も一緒に食べようというようになりました。
なぜ野菜の皮を食べないのか、その理由としては、皮は硬いとか、泥がついていてなんとなく泥臭いとか、見た目があまり良くないといったものがあります。
他にも、もともと皮は剥いて食べるというのが習慣になっているので、皮を剥かずに食べたり、皮を別に調理して食べたりということに抵抗を感じる人もいます。
皮がついたままだと食感が悪いと感じるかもしれないですが、皮も余すところなく使うことができればゴミを減らせますし、健康にも役立つのでいいことづくめなのです。
この点で、栄養士の一人は野菜の屑を活用する方法について、野菜の皮を捨ててしまうのはとてももったいないことだと語っています。
ニンジンやかぼちゃやじゃがいもの皮を剥いて捨ててしまっているという人も多いかもしれませんが、実はこの部分は土に多くの時間触れているので、栄養価が高く病気になりにくい体を作るのに助けになると言われています。
調理法次第では野菜の皮も美味しく食べることができるので、野菜の皮を使ったレシピを考えてみると良いかもしれません。
野菜の皮をおいしく食べるには
では、どうしたら野菜の皮をおいしく食べることができるのでしょうか。
かぼちゃを例にとって考えてみると、かぼちゃの皮と一緒に煮てしまえば、皮も柔らかくなって食べやすくなります。
また、かぼちゃの種も捨ててしまっているかもしれませんが、一旦干してから油で揚げると美味しいおつまみになります。
次はニンジンですが、皮を剥かずに一緒にカレーなどで利用すると、皮はそれほど気にならずに食べられます。
しかもニンジンにはβカロチンなどの栄養素が豊富に含まれていますが、皮の部分にはニンジンの中でも特にβカロチンが多い部分です。
皮を細く千切りにしてきんぴらにしてみると、美味しく食べられたという人もいます。
ごぼうの皮は硬くて食べられないと思われがちですが、ごぼうの皮も調理次第では美味しく食べられます。
ニンジンの皮と一緒にごぼうの皮をきんぴらにしてみると、これがまた美味しいので、試してみる価値があります。
さつまいもの皮も捨ててしまいがちですが、皮についた泥をしっかりと洗って取り除き、煮物にすると、皮の部分も柔らかくなって美味しく召し上がれます。
食物繊維が豊富に含まれていますので、肌を綺麗にしたり、老廃物をきれいにするのに役立ってくれます。