冷凍野菜の安全性
冷凍野菜は味がおいしく長持ちするように、食品添加物が使われています。
そもそも食品添加物は身体に悪いイメージを持つ人が多いですが、食品添加物を使用しないとすぐに腐ってしまってもったいないです。
また、食品添加物に関しては食品安全委員会が基準を設けていて、人体に影響が出てしまう基準をオーバーすると使用が認められないようになっています。
厚生労働省でも一人当たりの摂取量が決められていて、冷凍野菜でも安全性が認められているといえるでしょう。
冷凍野菜に使われている添加物は主にクエン酸で、色合いを保つために使われている程度です。
保存量は使用せず、急速冷凍で劣化を防いでいます。
栄養価や味について
普通の野菜と冷凍野菜では、栄養価や味に大きな差はありません。
収穫して急速冷凍をしていれば問題ありませんが、加熱調理を間に挟むと栄養価が失われる可能性は考えられます。
加熱調理すると水溶性のビタミンが野菜から抜け、栄養価は下がりやすいです。
生の野菜で冷凍したら栄養素は保たれ、むしろ冷凍しない野菜よりも栄養素が高い場合もあります。
理由は冷凍しない時間から体内に入るまで野菜が萎れていき、栄養素がどんどん抜けていくからです。
メーカーによっては収穫して洗い、すぐに冷凍するため栄養素が抜けずに保存できます。
そのため味も保たれ、おいしく食べられるのが特徴です。
冷凍野菜に偏るとどうなるか
冷凍野菜は栄養が豊富に含まれているため、食べても問題ありません。
しかし、摂取に偏りがあると健康バランスが崩れてしまいます。
例えばコンビニの冷凍野菜だとほうれん草やブロッコリーなどがありますが、数種類程度しかありません。
そのため、栄養が偏ってしまわないように、多種多様な摂取が必要です。
特に不足している栄養素があれば、積極的に摂取するのがおすすめになります。
冷凍野菜はむしろ解凍すればすぐ使えて、すでに食べやすい大きさにカットされているものが多いです。
冷凍していない野菜と比較して若干高価になっていますが、利便性が高くて人気のある商品になっています。
国産が少なくても安全
冷凍野菜の産地を見ると、中国産の野菜が大半を占めています。
国産の野菜でないと不安に感じる人も多いですが、安全性に問題はありません。
産地が中国でも派遣された日本の社員が生産を行い、厳しいチェックをして市場に運ばれるからです。
中国でも食品安全法があり、安全性が高まっています。
特に日本に輸出される野菜は安全検査を行っていて、食品衛生法の条件を満たさないと輸入できないようになっているほどです。
そのため産地が国産でなくても、安心して食べられるのがポイントになります。