クレソンとは
クレソンとはアブラナ科の多年草で、水辺によく自生している植物です。
繫殖力は旺盛で、折れて茎だけになってもすぐに成長して増殖します。
寒さに強くて暑さに弱いのが特徴で、明示ごろに輸入で繁殖した外来種です。
世界中で発見されている植物で、日本ではクレソンが一般的な呼び方になっています。
和名になるとオランダガラシやミズガラシと呼ばれていて、名前の通り辛み成分が含まれている植物です。
半水生植物なので、川の近くに行けばよく生えています。
クレソンと似た植物でドクゼリという植物があり、誤って食べてしまうと下痢や眩暈、嘔吐などさまざまな症状に襲われてしまうため注意してください。
クレソンの栄養素
クレソンは栄養素を豊富に含んでいて、健康な血液にしてくれます。
栄養素は緑黄色野菜に多いビタミンCや鉄分を含み、他にもカルシウムやカリウムなどを含んでいるのが魅力的です。
特にほうれん草や人参に含まれているβカロテンを大量に含んでいて、ガンの抑制効果があります。
他の野菜と比較すると、キャベツやアスパラガスよりも豊富な栄養素を含んでいて、辛味さえ処理すればおいしい野菜です。
周りでも育てる人が増えました
クレソンは繁殖力と生命力の強さによって、周りでも育てる人が増えてきました。
野菜を育てるのは大変というイメージがありますが、クレソンの場合は初心者でも育てやすい植物です。
育てるためには直射日光を避けた冷涼な気候が適していて、約18度の温度であればぐんぐん成長します。
冬でも育ちますが、5度よりも下がってしまうと生きていけません。
水辺で育つため土は必要ありませんが、肥料があった方が成長速度が速くておいしいクレソンが育ちます。
水は定期的に入れ替え、肥料も液肥を使用した方がいいです。
特に夏は放っておくと水温が上がってしまうため、育てるときは気を付けてください。
育て方は簡単
クレソンは種まきをする方法もありますが、茎から育てる方法が簡単です。
気温が15度以上20度未満なら種まきでも茎からでも育ち、住んでいる地域の気温に合わせれば問題ありません。
成長するとクレソンの白い花が咲きますが、食用であれば切り取ってください。
栄養が花に持っていかれ、クレソンの食感が硬くなってしまいます。
できるだけつぼみの段階で取った方が、シャキシャキとした美味しい食感を味わえるためおすすめです。
食べごろは茎が伸びて葉が生い茂るころで、食べられる分だけ収穫してください。
収穫してしまうと水分がなくなり、長く日持ちしないのが欠点です。
その日のうちに食べるか、後日食べるようにしましょう。
もし摘みすぎてしまった場合は、乾燥しないように濡れたキッチンペーパーの上に乗せ、酸化しないようにジップロックに入れておくのがおすすめです。