妻が鉢植えでミントを育てています

ミントはこんな植物

女無天、この漢字なんて読むのかわかる方は、かなりの雑学博士。実は、ミントと読むのだそうです。
ミントは、ユーラシア大陸原産のハーブ植物で、ペパーミント系とスペアミント系に分類することができます。
日本の在来種にも、ニホンハッカがあり、こちらは東アジア原産とされています。

ミントは、とても繁殖力が旺盛で、こぼれ種と地下茎からも容易に繁殖するため、地植えしてしまえば大繁殖してしまい、駆除におおわらわすることもあります。
伝統医療でも用いられており、漢方薬やアロマテラピーで利用されるほか、様々なお菓子の香料として使用されています。
爽快味と冷涼感を与えるミントは、製菓の分野でも無くてはならないハーブです。

ミントの育て方

冒頭で説明した通り、ミントはとても繁殖力が旺盛なため、庭先などに植えてしまうと、ほかの植物を駆逐してしまいます。
そこで、ミントの育て方として有効な方法が、ポットやプランターで育てるという方法です。
これなら、繁殖を抑える事ができますし、種ができる時期に花を摘みとってしまえば、余計なこぼれ種で増えることもありません。

一株だけでも育てておけば、必要な時に欲しい量だけ新鮮なミントを収穫できますので、ベランダや庭先でミントを育てている方も多いのではないでしょうか。
ミントは、種から育てることもできますが、挿し木で容易に増やしていくことができます。
生育環境としては、風通しのいい半日陰になる場所が適しています。

ミントを育てる際の注意

ミントは、日本の風土にも順応しやすく、一定量の日光を確保できれば、どこででも育てることができます。
ただし、繁殖力がおう盛ですので、地植えすることはあまりお勧めできません。
土は、一般的な野菜用の用土でかまいません。
肥料もさほど必要とせず、土を乾燥させないように気をつけて育てましょう。

また、ミントを育てる際に、注意しておきたい点は、種類によってはほふく枝と呼ばれるランナーによって、株が増えていく点です。
増やしたくない場合は、速やかにこのランナーをカットしておくか、ポットの中に収めるようにしましょう。
ミントの種類には、花や葉っぱの模様を楽しめる品種もありますので、いろいろ育ててみるのもよいでしょう。

ミントの活用方法

ミントが十分に育てば、ミントの活用方法もさらに広がりをみせます。
ミントの利用方法としては、料理やお菓子の飾りつけが一般的ですが、ハーブティーやお酒に入れて楽しむこともできます。
ただし、ハーブティーに向いていない品種もありますので、観賞用のミントは避けておいた方が無難です。

ミントハーブティーの作り方は、フレッシュな生の葉を使用します。
ミントティー1杯分は、葉ひとにぎり程度で、香りのよい若葉を使用しましょう。
ミントの葉は洗い、適当に切っておきます。
暖めたポットに葉を入れ、蓋をして3分から5分程度蒸らせばOK。
蜂蜜や砂糖を加えても、おいしくいただけます。
また、フルーツティーに混ぜるのもありです。