痛めた指はもう大丈夫

痛めていた指が回復

ロックライミングで大切なのが、指の力をつけることです。
でも指の力をつけようとすると、反動で指を痛めてしまうことがあります。
指を傷めてしまう原因になるのが、とにかくロックライミングに夢中になってしまうことです。
それ自体は別に問題はないのですが、登り続けていると決まって指を痛めてしまいます。
一旦指を痛めると回復させるまでに時間がかかってしまうので、指を休めて回復を待つのが必要になってきます。

回復させないままトレーニングを続けてしまうと、筋組織を痛めてしまったり、指がうまく動かなくなってしまったりするリスクがあるので、もし指を痛めたらまずは回復するまでトレーニングはお預けだと思った方がいいかもしれません。
ある程度指がまた動くようになったら、それからトレーニングを始めるようにします。
そうすることで筋組織が回復して指が強くなり、握力が高まっているのが実感できるかもしれません。

指を鍛えるためのトレーニングを始める

ロッククライミングのために指を鍛えるためには、しっかりと岩をホールドするための握力を鍛えないといけません。
グリップ力がないと落下するリスクが高くなるので、ケガのリスクも大きくなってしまいます。
これを防ぐためには、とにかくトレーニングをしていく以外に方法はありません。

トレーニングをする際には、ホールドを掴んで、そこでぶら下がるようにしてみます。
ホールドの種類にもよりますが、できればあまり長く掴んでいられないホールドを選んでみるのがベターです。
目安としては5秒くらいで、これを超えてしまうと良いトレーニングにはなりません。

ホールドを掴んでみて、どんな姿勢でもいいのでぶら下がってみてください。
肘を伸ばした状態、少し曲げた状態、体の角度を変えてみるなど、いろいろな方法を試してみるようにします。
これが指を鍛えることにつながっていきます。
このトレーニングをしばらく続けるようにすると握力がついていくようになり、ロッククライミングの基礎的な体力もつけられるようになります。

次に試して欲しいのが、両方の手をそれぞれ使ってトラバーストレーニングをすることです。
交互にホールドを持ち変えるようにして、クライミングを続けていきます。
このトレーニングのポイントは手を持ち変えることで、指をしっかり動かすことができることと、ホールドを握りながら移動する動作をよりスムーズにできることです。

中にはジムに通えないという人もいます。
そのような場合には、まずは体を柔らかくするためのストレッチを行ってください。
体全体の動きをスムーズにするため、ストレッチをしながら筋肉を伸ばしていき、その後、片足を上げて手に片方の足をつける練習もしてみてください。