猫繁殖スピードが早い動物
猫はとても可愛いですが、猫を飼うことにしたら考えないといけないのが、避妊手術をさせるかどうかということです。
もし猫に子供を産ませることを考えていないのであれば、真剣に考えた方が良いでしょう。
メスの場合だけでなくオスの場合も同様で、オスはだれか他の猫を妊娠させてしまう可能性がありますから、飼っているのであれば去勢手術をすることを考えましょう。
うちの猫も、最近無事に避妊手術を終えて病院から帰ってきてくれました。
猫は繁殖力が非常に強い動物です。
いわゆる発情期についてですが、生まれてから半年くらいが経過すると、発情するようになっていきます。
春になり温かい季節になると、繁殖力が旺盛になります。
野良猫たちがあちこちで発情しているのを見かけるのも春の時期で、発情した猫たちの鳴き声が聞かれる時期でもあります。
発情期間についてですが、猫は2週間程度続きます。
発情周期が過ぎても、2週間程度経過するとまた発情を繰り返すようになります。
その後も1か月ごとに発情するので、動物の中でも発情周期が短い生き物ということになります。
しかも猫は繁殖力が非常に強いので、避妊手術をしないと子猫がどんどんできてしまいます。
子猫たちはとても可愛いのですが、猫は自分で発情をコントロールできるわけではないので、もしこの状態を放っておくとものすごい勢いで猫が増えてしまいます。
統計によると、一匹の猫からわずか3年の間に2000を超えてしまうと言われていて、繁殖力が高く、そのスピードもものすごいことがわかります。
飼い猫の避妊手術は大切なこと
猫に避妊手術をさせるなんてかわいそう、という人もいるかもしれないですが、もしそうだとして、あなたの猫がたくさんの子猫を生み出してしまったら、家は猫でいっぱいになってしまうかもしれません。
時折、猫屋敷で飼いきれなくなった猫を処分するしかなくなるといった悲しいニュースを耳にしますが、これは避妊手術をしていれば防げた悲劇です。
こうならないためにも、猫に避妊手術をさせるというのは、飼い主の愛情でもあるわけです。
避妊手術をすることで、猫の繁殖を防げるだけでなく、がんの発生も抑制する効果があります。
猫は乳腺がんが起きやすい動物で、乳腺のあたりにしこりができるようになり、これががんになります。
がんは猫を苦しめることになってしまいますし、飼い主なら、苦しむ猫のを見たいとは思わないはずです。
飼い主のエゴで避妊手術を受けさせないとしたら、猫があまりにもかわいそうです。
猫はとても可愛い生き物ですが、飼うことにしたのであれば、飼い主としての責任もしっかり果たすことで猫への愛情を示しましょう。