妻には農業をする上でしっかり話し合いまいした

家族が気持ちよく働くには

家族が気持ちよく働くには何が必要でしょうか。
夫婦で同じ農業経営を行い、同じ作物を大切に育て、収穫して出荷する。
その家庭の中で働きにくい環境ができてしまうとストレスになり、働くのが嫌になってしまいます。
時には気温や天候の変化で作物が取れなくて、経営が困難になってしまうこともあるでしょう。

空気感が悪くならないように、かつ働きやすい環境にするために必要な要素を紹介します。
将来的に良好な関係性をずっと続けられるように、どのようなステップを踏んでいいのかわからない人は参考にしてみてください。

対話は大切

まずは一緒に働くために対話が必要であり、コミュニケーションを取ってみましょう。
夫婦関係であれば問題ないステップですが、夫婦仲が悪い家族は徹底してください。
2人で共同作業をすると仕事とプライベートの境目がなくなり、気持ちよく働けます。

例えば次にどんな野菜を育てるのか、今育てている野菜は順調なのか、今後どのような被害を備えた方がいいのかなど話すことは多いです。
話し合えば農業に対する価値観を理解でき、お互いの方向性を確かめられます。

例えば夫が農業になれていて新しい野菜を育てたくても、妻は農業に慣れていなくて負担が大きいかもしれません。
ましてや育児や家事が追加すると考える余裕がなくなり、喧嘩になってしまいます。
一歩ずつ着実に、一緒に歩いてあげられる関係を目指してください。

未来設計

お互いに対話で打ち明け、現状の課題が無くなったら未来設計をしましょう。
農業をして数年たてば、種まきや収穫の時期、1年間の利益などが大まかに把握できます。
慣れてくると作業効率が上がり、時間の余裕が生まれてくるでしょう。

余裕が生まれれば他にスケジュールを埋めることができ、未来設計ができるようになります。
まずは1年や5年、10年先の目標を決めてください。
ゴールが決まれば具体的にどんな行動をすればいいのかがわかります。
品目の増加や環境改善、面積の拡大などが該当するでしょう。

生活バランスの調整

時間が増えても生活バランスの調整をしなければ意味がありません。
仕事とプライベートの調整をしないと、精神的にも肉体的にも負担がかかります。
例えば農業をする夫婦が高齢の場合、介護の時間が必要です。

今は元気で問題なくても、10年先の目標設定をしたら高齢者に該当するかもしれません。
年齢の若い夫婦だと育児の時間も確保しなければなりません。
子供の成長によって親の負担は変わり、大学へ行って自立するくらいの子どもなら負担は少ないですが、幼稚園や小学生だと送り迎えが必要になるでしょう。
地域によっては交通安全協会の人がサポートしてくれますが、帰りを待っていないで農業をしている姿を子どもが見ると、子どもと夫婦の間で関係性が崩れていきます。