嫁も仕事を手伝ってくれるため非常に助かっています

畑

昔の農家の嫁のイメージ

農家に嫁いだ女性や、旦那さんが農家に転職した場合、その奥さんは農家の嫁ということになります。
農家の嫁のイメージってありますね、子どもを背中におぶって家事をこなしながら、農作業も手伝い、早朝から夜までバタバタとしている、そのような感じでしょうか。
旦那さんの両親、あるいは自分の両親や祖父母と同居している農家は大家族になりますので、食事や洗濯等の家事だけでも大変、時間に追われる生活、そのようなイメージが昔の農家の嫁にはありました。

最近の農家の嫁はアグレッシブ

近年では、農家の嫁は、「嫁」に留まらない活躍ぶりが目立つようになってきています。
あるいは、農家に生まれた女性が自ら後継者となり、その家の業績をアップさせたり、男性にはない斬新な発想で大きな収益を得ているという実例が増加傾向にあります。

インターネットを使った広報活動、新たな事業の拡大、商品開発、コンテンツの発信等、女性ならではの感性を大いに発揮して、売上を伸ばしているそうで、同じ農家として大いに関心を寄せています。
農産物の生産に留まらず、加工から販売、流通にのせるまでを自身でプロデュースして、農家を事業として成功させているなんて、素晴らしい時代になったものです。

経費の節約や商品の開発、販売方法、売り先やルートの拡大等、農業経営に積極的に関わる奥さん、それが現代の「農家の嫁」になりつつあります。
女性の方が、主婦としての消費者目線で物事を考えることができるのでしょうか、これからも農家が活躍できる場が増えると思うと将来が楽しみです。

農業簿記について

我が家を含め、農家の嫁の多くが経理を担当してくれています。
自営している農家の場合、自身で確定申告を行う為、お金の計算は奥さんに任せているという農家が多いです。

農家の経理担当者として、農家には農家の「農業簿記」というものがあり、勘定科目や農業経営の賃借対照表、損益計算書等を作ることを身につける必要があります。
難しそうにも感じますが、農業簿記の講座もありますし、今ではパソコンを使って管理ができるソフトもあり、慣れれば大丈夫だと思います。
農業簿記に関する検定もありますので、目標にしてみてもいいかもしれませんね。

今までは農家は個々で頑張っていましたが、最近では農家同士が繋がりを持つようになり、農家同士はもちろん、異業種の方々とも繋がり、奥さん達の努力によりネットワークが構築されつつあります。
取引先、消費者の皆さん、そして家族や親族の関係をとりもつ「農家の嫁」がいてくれるからこそ、トマト農家が成り立っている、嫁さんに感謝する日々であります!